※このブログでの発言は、多分に個人的な見解が含まれています。

【転載】モンサント社に関する判決は枯葉剤訴訟への期待をいだかせる

2018年08月15日付 VietnamPlus紙


 ベトナムと世界の幾つかの場所で、モンサントの名前は、米軍によって戦時中に除草剤として広く使用された、ダイオキシン含有の枯葉剤としばしば結び付けられてきた。

 2004年、ベトナム枯葉剤被害者の会は、米国の化学製造会社37社を起訴した。そのなかにモンサント社も入っていた。枯葉剤とベトナムの被害者に関連する問題を解決するため、2009年にフランスのパリで国際法廷が開設されたが、米国政府とモンサント社はいずれも出廷を拒否した。

 2017年4月18日に、オランダのラハイエでのモンサント社に関する国際法廷は、モンサント社が環境を破壊し、ベトナムの人々への害を引き起こしたとの結論を明らかにした。しかしながらモンサント社は同裁判の結論を承認しなかった。

 最近、がん発症の危険に関する使用者への適切な警告が同社の除草剤ラウンドアップ(Roundup)にないことを罰する米国裁判所の最初の裁判を前に、世論は正義が実行される期待を再びいだいている。

 最近のインタビューに答えて、団体「ベトナムの枯葉剤被害者に対する責任と救援運動」コーディネーターのマール・ラットナー女史は、カリフォルニア州裁判所の判決は歴史的判決で、モンサント社に反対する同様の訴訟にしかるべき作用を及ぼすであろうと述べた。

 同女史は、モンサント社を含む米国化学製造会社の訴訟において、長年、ベトナム枯葉剤被害者の会に寄り添ってきた。同女史によれば、モンサント社との闘争は、同社が控訴すると宣言し第2審の判決を待たなければならないので、長引くことになるという。

 しかしながら、先ごろの判決は、モンサント社が製造した毒物の被害者への賠償を同社にさせる闘争をしてきた、そしてこれからしていく人々をおおいに励ますものとなる。

 同女史は、ベトナムの枯葉剤後遺症克服を支援する措置を講ずるように米国政府、米国議会に引き続き働きかけ、同時に。米国の化学製造会社が枯葉剤被害者に賠償しなければならない法的手続きを見守っていくとした。

 それに先立ち、8月10日、米国のカリフォルニア州の裁判所は、30年近く学校の庭園の世話をするためにモンサント社の除草剤ラウンドアップを使用したことによりに末期がんを発症したデワイン・ジョンソンさんに2億8900万ドルを賠償するようにモンサント社に命じた判決を下した。しかしながらモンサント社側は、同社の製品ラウンドアップが安全だとし、控訴すると明らかにした。

 米国の世論は、カリフォルニア州裁判所の先頃の判決が、除草剤ラウンドアップに含まれるグリホサート(glyphosate)を禁ずるべきか否かという問題に関して米国政府機関に対する一定の圧力をつくりだすのを期待している。

 それに先立ち、米国の環境保護機関はグリホサートが使用者にとって安全だと見なしている一方、WHOに属す国際がん研究機関はグリホサートが発がん性をもっていると見なしている。

 米国ミズーリ州セントルイスに本社を置くモンサント・グループは、米空軍がベトナム戦争で使用した枯葉剤の主要供給者の一つである。ベトナムには、約480万人の枯葉剤被害者がいる。


訳注:1961~1971年、ベトナム南部に8000万リットルの枯葉剤が散布された。そのうち4400万リットルがエージェント・オレンジ(Agent Orange)で、約370キログラムのダイオキシンが含まれていた。

出典http://www.el.tufs.ac.jp/tufsmedia/

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